オリムピックナショナルクラブハウスで味わう季節のランチとバーラウンジ

風に舞う芝の香りが頬を撫でていく午後、私は再びオリムピックナショナルクラブハウスの重厚な扉の前に立っていた。

15年の取材経験で300を超えるコースを訪れてきた私が、なぜこの場所に何度も足を向けるのか。

それは、ここが単なるゴルフ場ではなく、時間そのものを味わう場所だからだ。

埼玉県毛呂山町の丘陵に佇むオリムピックナショナルクラブハウスは、プレーの疲れを癒すだけでなく、四季の移ろいとともに変化する料理と空間で、訪れる人々に特別な体験を提供している[1]。

関越自動車道・鶴ヶ島I.C.から約20分という都心からのアクセスの良さも魅力だが、本当の価値は、ここでしか味わえない「ゴルフと美食の融合」にある。

この記事では、20年以上のゴルフライフで培った経験を基に、オリムピックナショナルクラブハウスが織りなす季節のランチと、大人の時間が流れるバーラウンジの魅力を、あなたにお伝えしたい。

歴史と空間の美学 ― クラブハウスの魅力

クラブハウスの建築美と設計思想

オリムピックナショナルクラブハウスに一歩足を踏み入れた瞬間、誰もが感じるのは「格調の高さ」だろう。

内外装ともに効果的なリノベーションが施され、モダンなインテリアは落ち着いた色彩でまとめられている[1]。

私が初めてここを訪れたのは10年前のことだったが、その時から変わらぬエレガントな外観と、機能性と豪華さが見事に溶け合った内装に心を奪われた。

特に印象的なのは、エントランスからレストラン、ラウンジに至るまで、厳選された調度品が配置され、統一された美意識が貫かれていることだ[1]。

歴史を刻む空間:名門コースの系譜

このクラブハウスを語る上で欠かせないのが、ジム・ファジオが設計したコースとの調和である。

WESTコースの27ホール(アザレア、シバザクラ、カメリアの3コース)とEASTコースの18ホールが織りなす景観は、クラブハウスから望む風景の一部として計算し尽くされている[2]。

「レストランから大きな池を挟んで向かい合う9番18番ホールを眺めながらの食事」

これこそが、設計思想の真髄を表している言葉だろう[2]。

私が長年見てきた名門コースの中でも、これほどコースとクラブハウスの一体感を感じられる場所は数えるほどしかない。

「静」と「動」の調和がもたらす心地よさ

クラブハウス内に足を向けると、プレー中の「動」から食事と寛ぎの「静」へと、自然に心の切り替えが行われる。

この絶妙な空間設計こそが、オリムピックナショナルの真の魅力なのだ。

主な空間構成:

  • フロント: 最新デザインに生まれ変わった広々とした空間
  • レストラン: モニター完備の明るい雰囲気と広々としたバルコニー
  • ラウンジ: 本物の価値を知る方々のための落ち着いた空間
  • コンペルーム: ステイタス感溢れる特別な集いのための場所

それぞれの空間が独立しつつも調和し、プレステージに包まれた至福の時間を演出している[1]。

季節のランチ体験 ― 料理で感じる四季

四季折々の旬を楽しむコースメニュー

オリムピックナショナルのレストランで最も印象深いのは、季節感を大切にしたメニュー構成である。

私が春に訪れた際には、地元毛呂山町の名産であるゆずを効かせた爽やかな一品が提供され、その繊細な味わいに驚かされた[3]。

毛呂山町は、ゆず、卵、ブルーベリーといった質の高い食材の産地として知られており、これらの地元食材がレストランのメニューにも活かされている。

季節のメニュー例:

  1. : ゆずの香りを活かした魚料理
  2. : 地元ブルーベリーを使ったデザート
  3. : 新鮮な地卵を使った濃厚な味わい
  4. : 体を温める郷土の食材を使った煮込み料理

シェフのこだわりと地元食材の妙

レストランの看板メニューである「300ヤード!ウエスタンステーキセット」は、その名前の通り、午後のラウンドに向けてのスタミナ補給を考えて作られた逸品だ[2]。

USビーフまたはメキシカンビーフを300グラム使用しながらも、香ばしい焼きニンニクの風味が効いた醤油ベースの特製ソースにより、胃もたれしないあっさりとした仕上がりになっている[2]。

私が実際にこのステーキを頂いた時、その絶妙な味付けに感動を覚えた。

プレー前の朝食から、ハーフターンのランチ、そしてプレー後の遅いランチまで、時間帯に合わせたメニューが充実しているのも嬉しいポイントだ。

ゴルフ後の至福:プレーと一体化する味覚の記憶

18ホールを回り終えた後の食事は、単なる空腹を満たすものではない。

それは、その日のプレーを振り返り、仲間との会話を楽しみ、一日の物語を完結させる大切な時間なのだ。

オリムピックナショナルのレストランでは、大きな窓から望むコースの風景が、食事をより特別なものにしてくれる。

「あの9番ホールのバンカーショット、まさかあそこから寄せられるとは思わなかった」

そんな会話が自然と生まれる環境こそが、ゴルフ場のレストランの真価だろう。

私自身、数え切れないほどの思い出がこのレストランで生まれた。

バーラウンジで味わう大人の時間

ラウンジから望む景色と時間の流れ

プレーを終えた後、まだ帰るには早い午後の時間。

そんな時にこそ、オリムピックナショナルのバーラウンジが真価を発揮する。

落ち着いた雰囲気の中で、ゴルフ仲間との豊かな時間を過ごすことができる空間は、まさに大人のための隠れ家のような存在だ[1]。

私がこのラウンジで過ごした時間を思い返すと、窓から見える夕暮れのコースと、穏やかに流れる時間の記憶が蘇ってくる。

ラウンジの魅力:

  • 厳選された調度品による格調高い雰囲気
  • コースを一望できる絶好のロケーション
  • プライベート感を重視した落ち着いた空間設計
  • 本物の価値を知る方々のための特別な時間

こだわりのドリンクと名物カクテル

バーラウンジでは、質の高いドリンクメニューが用意されている。

私が特に印象に残っているのは、地元の日本酒「琵琶のさゝ浪」や「武蔵野」といった、毛呂山町ゆかりの銘酒を味わえることだ[3]。

これらの地酒は、その土地の風土と文化を感じさせてくれる特別な一杯となる。

コーヒーフロート、クリームソーダフロート、コーラフロートといった、ゴルフ場ならではのクラシカルなドリンクメニューも健在で、昭和の良き時代を彷彿とさせる[2]。

ひとりでも、仲間とでも。心がほどける空間

バーラウンジの素晴らしさは、どんなシチュエーションでも居心地の良さを提供してくれることにある。

仲間とのラウンド後に盛り上がる時もあれば、一人で静かに今日のプレーを振り返りたい時もある。

そのどちらのニーズにも応えてくれる懐の深さが、このラウンジの魅力だ。

私自身、取材の合間に一人でここを訪れることも多いが、そんな時でもスタッフの方々が自然な距離感で接してくださり、心地よい時間を過ごすことができる。

ゴルフと地域の魅力をつなぐ ― クラブハウスの役割

地元文化との連携:観光資源としての発信力

オリムピックナショナルクラブハウスは、単独で存在しているわけではない。

毛呂山町という豊かな自然と文化を持つ地域の一部として、地域全体の魅力を発信する拠点としての役割も担っている。

鎌北湖、出雲伊波比神社、毛呂山町ゆずの里オートキャンプ場といった周辺の観光スポットとの連携により、ゴルフだけでない複合的な魅力を提供している[3]。

私の取材経験から言えば、こうした地域との連携を深く考えているゴルフ場ほど、長期的な発展と顧客満足度の向上を実現している。

地域経済と連動するクラブハウスの在り方

地元食材の積極的な活用は、単なるメニューの特色づけにとどまらない。

それは地域経済への貢献であり、持続可能なゴルフ場経営の一つの形でもある。

毛呂山町の農家が大切に育てたゆずや卵、ブルーベリーが、このクラブハウスのテーブルに並ぶことで、地域全体の価値向上につながっている。

記者の目から見た「人を呼ぶ場所」としてのポテンシャル

15年間、数多くのゴルフ場を取材してきた私の目から見て、オリムピックナショナルクラブハウスは確実に「人を呼ぶ力」を持っている。

それは以下のような要素が複合的に作用しているからだ:

成功要因の分析:

  • アクセス性: 都心から1時間という立地の良さ
  • 施設の質: リノベーションによる現代的な快適性
  • 地域性: 毛呂山町の文化と食材を活かした独自性
  • ホスピタリティ: 本物の価値を知る顧客層への配慮

これらの要素が調和することで、単なる「ゴルフをする場所」から「特別な体験をする場所」へと昇華している。

訪れる価値 ― 次のゴルフ旅への誘い

どんな人に訪れてほしいか

私がオリムピックナショナルクラブハウスをお勧めしたいのは、ゴルフを人生の楽しみの一つとして大切にしている方々だ。

それは必ずしも上級者である必要はない。

むしろ、プレーの技術以上に、ゴルフという文化や空間、そして仲間との時間を愛している方にこそ、この場所の真の価値を感じていただけるだろう。

実際に、オリムピックナショナルの口コミや評価を見ても、「施設が素晴らしい」「食事が美味しい」「戦略性があって面白い」といった声が多く寄せられており、WESTとEASTのどちらを選ぶべきかという具体的な相談も多い。

特に以下のような方には、ぜひ一度足を運んでいただきたい:

  • 30代後半~60代のゴルフ愛好家: 人生の充実期に、質の高い体験を求める方
  • 旅行好きの中高年層: ゴルフを通じた地域探索に興味のある方
  • 接待やビジネス利用: 格調高い環境での大切なお客様のおもてなし
  • 記念日のお祝い: 特別な日を特別な場所で過ごしたい方

「味わうゴルフ」のすすめ:旅とプレーの融合

私が提案したいのは「味わうゴルフ」という考え方だ。

これは、スコアを追求するだけでなく、その土地の風土、料理、文化、そして人との出会いも含めて、ゴルフ体験全体を楽しむという考え方である。

オリムピックナショナルクラブハウスは、まさにこの「味わうゴルフ」を実践できる理想的な場所なのだ。

朝一番のティーショットから始まり、ハーフターンでの地元食材を使った昼食、午後のプレー、そして夕暮れ時のバーラウンジでの語らい。

この一連の流れこそが、現代のゴルフ旅が持つべき豊かさだと私は考えている。

読者への問いかけ:あなたの次の目的地はここかもしれない

最後に、この記事を読んでくださったあなたに問いかけたい。

あなたの次のゴルフ旅の目的地はどこだろうか?

もしスコアだけでなく、その土地の文化や食、そして特別な時間を求めているなら、オリムピックナショナルクラブハウスは必ずあなたの期待に応えてくれるはずだ。

関越自動車道を北上し、鶴ヶ島I.C.を降りて約20分。

毛呂山町の丘陵に佇むクラブハウスで、あなただけの特別な物語を紡いでみてはいかがだろうか。

まとめ

オリムピックナショナルクラブハウスは、単なるゴルフ場の付帯施設ではない。

それは、四季を通じて変化する味覚格調高い空間、そして地域の文化と調和した特別な体験を提供する、まさに「訪れる価値のある場所」なのだ。

私が20年以上のゴルフライフで学んだことは、真に素晴らしいゴルフ体験とは、プレーだけでなく、その前後の時間も含めた総合的なものだということである。

ここで過ごす時間は、きっとあなたのゴルフ人生における新たな一章となるだろう。

風に舞う芝の香りと、心に残る味覚の記憶。

そして何より、かけがえのない仲間との時間。

それらすべてが調和する場所で、あなたをお待ちしている。

参考文献

[1] オリムピックナショナルゴルフクラブ公式サイト|会員募集

[2] オリムピックナショナルゴルフクラブWEST|レストラン

[3] 楽天GORA|オリムピックナショナルGC EASTのコースガイド

最終更新日 2025年7月8日 by ksig2019